みなさん、わんちゃんの体型を正しくチェックできていますか?
わんちゃんの健康を守るためにはわんちゃんの体型や栄養状態をチェックすることがとても大切です。
そのための方法として、ボディ・コンディション・スコア(BCS)が広く使われています。
ただし、BCSって何だろう?どうやってチェックするの?など気になりますことがありますよね。
今回は、ボディ・コンディション・スコア(BCS)について、わかりやすく解説します!
- ボディ・コンディション・スコア(BCS)って何?
- ボディ・コンディション・スコア(BCS)のチェック方法と評価方法は?
- ボディ・コンディション・スコア(BCS)を適正にするための対策
ボディ・コンディション・スコア(BCS)とは
ボディ・コンディション・スコア(BCS)は、わんちゃんの体型や栄養状態を見たり触ったりして判断する方法です。
日本では主に1から5までの5段階で評価しますが、1から9までの9段階評価も広く使われています。
ただし、ボディ・コンディション・スコア(BCS)の評価には主観的な面があることに注意が必要です。
ボディ・コンディション・スコア(BCS)を使うことで、以下のようなことが分かります。
- わんちゃんの体脂肪の量
- 全体的な栄養状態
- 理想的な体型からのずれ
- 太りすぎややせすぎといった状態
これ以降は、BCSって略して説明するね!
BCSが必要な理由
わんちゃんの健康を守るには、体重だけでなく、体型や栄養状態を総合的に評価することが大切です。
それはなぜなのでしょうか。理由を見ていきましょう。
- 体重だけでは、筋肉量や骨格の違いを考慮できないため、正確な体型の評価ができない
- わんちゃんの種類や個性によって、理想的な体型は少しずつ異なる
- BCSを使えば、みんなが同じ基準で体型を評価できるので、公平な判断が可能
- 定期的にBCSをチェックすることで、わんちゃんの体型の変化を長期的に見守ることができる
- 太り過ぎ、痩せすぎによる病気のリスクを早期発見することが可能
- BCSの結果を踏まえて、わんちゃんに合った食事の量やバランスを調整することが可能
このように、BCSはわんちゃんの健康管理に欠かせない健康チェック方法なのです。
BCSのチェック方法
BCSのチェックは、①目で見る観察と②手で触る触診の両方を組み合わせて行います。
①目で見るチェックポイント
- 横から見て、おなかのくびれを確認
- 上から見て、腰のくびれを確認
②手で触るチェックポイント
- あばらの感触
- 背骨・腰骨の突出具合
- おなかの引き締まり具合
- しっぽの付け根周辺の脂肪のつき方
長い毛のわんちゃんの場合、目で見る評価が難しいため、手で触るチェックがより重要になります。
BCSの評価の方法
BCSの評価には、主に5段階と9段階の2つの方法があります。
5段階評価では、真ん中の3が理想的な体型とされています。
一方、9段階評価では、4か5が理想的な体型とされています。
どちらの評価方法でも、数字が小さいほど痩せ気味、大きいほど太り気味であることを示しています。
ただし、BCSの評価には主観的な面があることに注意が必要です。
同じわんちゃんでも、評価する人によって判断が異なる可能性があるのです。
そのため、以下のような方法で、より正確なBCSの評価を心がけましょう。
- 複数の人で確認し、評価の平均値を取る
- 獣医さんに相談し、専門家の意見を参考にする
BCSを適正値に近づけるための対策
太り気味(BCSが高い)の場合
- ごはんの量を調整する
- 低カロリーのおやつに変える
- 食事の回数を増やす
- お散歩の時間を長くする
- 家の中で遊ぶ時間を増やす
痩せ気味(BCSが低い)の場合
- カロリーやタンパク質が多いごはんに変える
- 少しずつ回数を増やしてごはんをあげる
- ストレスを減らすために、生活環境を整える
ただし、急に体重を変えるのは避けましょう。
ゆっくりと理想的なBCSに近づけることが大切です。
定期的にBCSをチェックして変化を記録し、体型だけでなく全体的な健康状態も見守りましょう。
BCSの活用方法
BCSは、今の体型を評価するだけでなく、ちょうどよい体重を維持するための目安にもなります。
BCSの評価や体重管理について不安なときは、すぐに獣医師に相談するのがおすすめします。
体重とBCSを定期的にチェックすることで、わんちゃんの健康状態の変化を早めに見つけることができます。
ボディ・コンディション・スコアに関するQ&A
Q1: BCSチェックは、どのくらいの頻度で行うのがいいですか?
A: 定期的にチェックすることをおすすめします。
特に、体重の変化がゆっくりな場合は気づきにくいので、時々BCSを確認することが大切です。
Q2: BCSと年齢には関係がありますか?
A: 年齢とともにBCSが変化する傾向があります。
年をとったわんちゃんは、代謝が落ちて動く量も減るので、太りやすくなります。
年齢に合ったBCSの管理が重要ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ボディ・コンディション・スコア(BCS)は、わんちゃんの体型や栄養状態を評価するための指標です。
定期的にBCSをチェックすることで、わんちゃんの健康状態を把握し、必要に応じて食事量や運動量を調整することができます。
BCSの評価には主観的な面もあるので、複数の人で確認したり、獣医さんに相談したりすることをおすすめします。
わんちゃんのBCSを適正に保つことで、健康的で幸せな犬生活を送れるようサポートしてあげましょう!