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しばパパ
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柴犬の夜鳴きの原因や対処法、飼い主のNG行動などを徹底解説!

柴犬の夜鳴きの原因や対処法、飼い主のNG行動などを徹底解説!

柴犬を飼っている方なら、夜鳴きに悩まされたことがあるのではないでしょうか。夜鳴きを大きなストレスと感じる飼い主さんも多くいらっしゃいますが、夜鳴きは柴犬にとっても何らかのサインであることが多いです。

この記事では、柴犬の夜鳴きの原因と適切な対処法について詳しく解説します。

本記事でわかることは?
  • 柴犬が夜鳴きをする理由と、年齢ごとの特徴
  • 夜鳴きへの適切な対処法と、飼い主がやってはいけないこと
  • 夜鳴きに関する注意点と、病院で受診すべきケース
目次

そもそも柴犬の夜鳴きとは

しばパパ

えいぼう、夜鳴きって何だか知ってる?

えいぼう

そう聞かれるとうまく説明できないかも。

柴犬の夜鳴きとは、夜間に柴犬が継続的に鳴き続けることを指します。一般的に、数分以上にわたって断続的に鳴き声が続く場合や、夜間に何度も繰り返し鳴く場合を「夜鳴き」と呼びます。

子犬の場合は、新しい環境での寂しさや不安から鳴くことが多いですが、成犬やシニア犬では、様々な原因が考えられます。

柴犬が夜鳴きをする理由

えいぼう

しばパパ、ボクが夜鳴きをするのはどうしてなの?

しばパパ

えいぼうの年齢によって、夜鳴きの理由は少し違うんだ。子犬、成犬、シニア犬に分けて説明するね。

年齢主な夜鳴きの理由
子犬・寂しさ
・環境の変化
成犬・運動不足
・発情期
シニア犬・健康問題
・不安
年齢別の夜鳴きするよくある理由

子犬の場合

寂しさ

子犬は生まれてからずっと母犬や兄弟犬と一緒に過ごしてきました。群れで生活する習性があるため、突然一人になると強い不安を感じます。特に夜間は静かで暗いため、この不安感が増幅されやすくなります。

環境の変化

新しい家に来たばかりの子犬は、見慣れない場所、音、匂いなどに囲まれ、ストレスを感じています。この環境の変化に適応するには時間がかかり、その間の不安から夜鳴きすることがあります

成犬の場合

運動不足

十分な運動ができていないと、夜になってもエネルギーが余っている状態になります。このエネルギーを発散できずにいるため、夜鳴きという形で表現することがあります

発情期

発情期には、ホルモンバランスの変化によりストレスや興奮を感じやすくなります。この生理的な変化が夜鳴きの原因となることがあります

シニア犬の場合

健康問題

加齢に伴い、関節炎などの痛みや不快感を感じやすくなります。また、認知症の初期症状として夜鳴きが現れることもあります。これらの健康問題が夜間に悪化したり、不安を引き起こしたりして夜鳴きの原因となります。

不安

シニア犬は視力や聴力の低下により、特に暗い夜間に不安を感じやすくなります。周囲の状況が把握しづらくなることで、安心感を得るために鳴くことがあります。

柴犬が夜鳴きをする際の対処法

しばパパ

えいぼう、夜鳴きへの対処法は年齢によって少し違うんだ。

えいぼう

そうなんだ!年齢に合った対処法を教えてほしいな。

年齢主な対処法
子犬・クレートトレーニング
・安心感を与える
・無視する
成犬・十分な運動
・去勢手術の検討
・環境の見直し
・行動療法や専門家への相談
シニア犬・健康チェック
・安心感を与える
・定期的な運動
年齢別の夜鳴きの主な対処法

子犬の場合

クレートトレーニング

子犬に適したサイズのクレートを用意し、暗くて静かな場所に設置します。クレートの上から布をかけることで、より安心できる空間を作ります。クレートに慣れさせるために、おやつを使うのが有効的です。

安心感を与える

クレートの中に飼い主の匂いがついたタオルやおもちゃを入れることで、安心感を増すことができます。これにより、飼い主の存在を感じ、寂しさを軽減できます。

無視する

夜鳴きが始まった場合、すぐに反応せず、鳴き止むまで待つことが重要です。反応すると「鳴けばかまってもらえる」と学習してしまい、夜鳴きが習慣化する可能性があります。

成犬の場合

十分な運動

日中に十分な運動をさせることで、夜に疲れてぐっすり眠れるようにします。これにより、余分なエネルギーを発散し、夜間の落ち着きを促進します。

去勢手術

発情期のストレスを軽減するために、去勢手術を検討することも一つの方法です。ただし、手術には長所と短所があるため、獣医師と相談の上、慎重に検討する必要があります。

メリットデメリット
発情期のストレスや興奮が軽減される
マーキングやマウンティングなどの問題行動が減少する可能性がある
前立腺肥大や精巣腫瘍などの病気のリスクが低下する
望まない繁殖を防ぐことができる
性格が落ち着く傾向がある
全身麻酔や手術に伴うリスクがある
代謝が落ちて肥満になりやすくなる
ホルモンバランスの変化により被毛の質が変わることがある
まれに性格が変化する可能性がある
繁殖能力を失う
去勢手術のメリット・デメリット

環境の見直し

夜間に安心して眠れる環境を整えるため、静かな場所に寝床を設置します。必要に応じて、防音対策や温度調整も考慮します。

行動療法や専門家への相談

夜鳴きが続く場合、動物行動学者やドッグトレーナーなどの専門家に相談することも有効です。専門家のアドバイスに従って行動療法を行うことで、夜鳴きを改善できる可能性があります。

シニア犬の場合

健康チェック

獣医師に相談し、健康状態をチェックしてもらいます。特に痛みや認知症の兆候がある場合は、適切な治療を受けることが重要です

安心感を与える

夜間に安心して過ごせるよう、照明を薄暗くする、安心感を与える音楽を流すなどの工夫をします。これにより、視覚や聴覚の低下による不安を軽減できます。

定期的な運動

シニア犬の体力に合わせて、日中に適度な運動をさせることで、夜にぐっすり眠れるようにします。ただし、過度な運動は避け、獣医師のアドバイスに従うことが大切です。

夜鳴きをする柴犬に飼い主がやってはいけないこと

えいぼう

しばパパ、夜鳴きの時に飼い主さんがやっちゃいけないことってあるの?

しばパパ

そうだね。夜鳴きを悪化させないために、避けるべき行動があるんだ。

柴犬の夜鳴きに対して、飼い主がやってはいけない行動には以下のようなものがあります。

年齢やってはいけないこと
共通・一緒に寝る
・きつく叱りつける
・過剰にかまう
子犬声をかけたりハウスから出したりする
成犬運動不足を放置する
シニア犬健康問題を見逃す
年齢別の夜鳴きで飼い主がやってはいけないこと

共通(子犬、成犬、シニア犬)

一緒に寝る

夜鳴きが起きた際に一緒に寝ると、犬が「鳴けば飼い主が来てくれる」と学習し、夜鳴きが悪化する可能性があります。これにより、夜鳴きが習慣化し、問題行動が長引くことがあります。

きつく叱りつける

夜鳴きに対してきつく叱ると、犬がさらに不安を感じ、夜鳴きが悪化することがあります。叱ることでストレスが増し、逆効果になることが多いです。

過剰にかまう

鳴いた時にすぐに反応してかまうと、「鳴けばかまってもらえる」と学習してしまい、夜鳴きが習慣化する恐れがあります。これにより、犬が鳴くことで飼い主の注意を引こうとする行動が強化されます。

子犬の場合

声をかけたりハウスから出したりする

子犬が寂しさから鳴いている場合、声をかけたりハウスから出したりすると、「鳴けばかまってもらえる」と学習してしまいます。これを避けるため、無視することが重要です。

無視することで、鳴いてもかまってもらえないと理解し、夜鳴きが減少します。

成犬の場合

運動不足を放置する

成犬が夜鳴きする原因の一つに運動不足があります。十分な運動をさせないと、エネルギーが余って夜鳴きすることがあります。運動不足を放置すると、犬がストレスを感じ、夜鳴きが悪化する可能性があります。

シニア犬の場合

健康問題を見逃す

シニア犬の夜鳴きは、健康問題や認知症が原因であることが多いため、これを見逃してしまうと症状が悪化する可能性があります。健康チェックを怠らないようにし、定期的に獣医師に相談することが重要です。

特に、痛みや不快感が原因の場合、適切な治療を受けることで夜鳴きが改善されることがあります。

柴犬の夜鳴きにおける注意点

しばパパ

えいぼう、夜鳴きへの対策を行う際には、いくつか注意点があるんだ。

えいぼう

注意点か~。しっかり覚えておかないとね!

夜鳴きの対策を行う際には、以下の点に注意することが重要です。

原因の特定

夜鳴きの原因が何であるかをしっかりと把握し、それに応じた対策を講じることが大切です。原因は年齢やワンちゃんによって異なる可能性があります。

  • 健康状態をチェック
    • 特にシニア犬の場合、痛みや不快感が原因である可能性があるため、獣医師による健康診断を受けることをお勧めします。
  • 観察を徹底する
    • 夜鳴きが始まる時間、頻度、持続時間、鳴き方などを詳細に記録しましょう。
  • 生活環境の変化を確認
    • 最近の引っ越しや家族構成の変化、日常のルーティンの変更などがないか振り返ります。

環境の整備

寝る場所の環境を整え、適切な温度や湿度を保つことが重要です。静かな場所に寝床を設置し、安心して眠れる環境を作りましょう。

  • 明るさの調整
    • 夜間は適度な暗さを保ち、必要に応じて薄暗い常夜灯を使用します。
  • 快適な寝床
    • 柔らかすぎず硬すぎない、適度な硬さのベッドを用意します。
  • 温度管理
    • 季節に応じて適切な室温を保ちます。一般的に犬は18-24℃程度が快適とされています。
  • 騒音対策
    • 外部の騒音が気になる場合は、防音カーテンなどの設置を検討します。

適度な運動

日中に十分な運動をさせることで、夜にぐっすり眠れるようにします。

  • 脳の刺激
    • パズルや嗅覚を使うゲームなど、脳を使う遊びも疲労感を促します。
  • 年齢や体力に応じた運動
    • 子犬、成犬、シニア犬それぞれの体力に合わせて運動量を調整します。
  • 定期的な散歩
    • 1日2回以上の散歩を心がけ、特に夕方以降の散歩は重要です。
  • 室内遊び
    • 雨天時や極端な気温の日は、室内でのおもちゃ遊びやトレーニングで運動量を確保します。

一貫した対応

夜鳴きへの対応は家族全員で統一し、一貫性を保つことが重要です。

  • ルールの徹底
    • 夜鳴きに対する対応方法を家族で話し合い、全員が同じ対応をとるようにします。
  • 忍耐強さ
    • 効果が現れるまでに時間がかかる場合があるため、根気強く継続することが大切です。

専門家への相談

夜鳴きが長期化する場合や、対処法が効果を示さない場合は、専門家の助言を求めることを検討しましょう。

  • 獣医師
    • 健康上の問題がないか確認し、必要に応じて治療や薬物療法を検討します。
  • 動物行動学者
    • 行動学的アプローチから問題解決を図ります。
  • ドッグトレーナー
    • 適切なトレーニング方法を指導してもらいます。

病院で受診した方がいい夜鳴きのケース

えいぼう

しばパパ、夜鳴きの時って病院に行った方がいい時もあるの?

しばパパ

そうだね。特に健康面で気になる症状がある場合は、早めに獣医師に相談することが大切なんだ。

以下のような場合には、動物病院での受診をおすすめします。

ケース症状
健康問題が疑われる場合– 歩き方がおかしい
– 触ると嫌がる部分がある
– 寝る姿勢がいつもと違う
– 嘔吐や下痢が見られる
– 食欲がない
– 足元がふらつく
認知症の疑い– 昼夜逆転(夜間に活動し、日中に眠る)
– 失禁やトイレの失敗が増える
– 家族のことがわからなくなる
– 迷子になる、あさっての方向に行ってしまう
– 興味の喪失
– 異常な食欲や多飲多尿
原因が不明な場合– 夜鳴きの原因が特定できない
– 他にも気になる症状がある
ケース別の症状

健康問題が疑われる場合

これらの症状が見られる場合、犬が痛みや不快感を感じている可能性があります。例えば、関節炎や内臓の疾患、脳の疾患(脳腫瘍や水頭症など)が考えられます。

特に、犬は体調不良を隠す習性があるため、これらの症状が現れた場合は、すでにかなり重度の状態に進行している可能性があります

認知症の疑い

シニア犬では、認知症が原因で夜鳴きが発生することがあります。認知症の症状として、昼夜逆転や徘徊、家族の認識ができなくなるなどが見られます。

これらの症状が見られる場合は、早めに動物病院での診断と治療が必要です。認知症による夜鳴きは、適切な治療や環境の整備で改善することが期待できます

原因が不明な場合

夜鳴きの原因が特定できず、他にも気になる症状がある場合は、動物病院での受診をおすすめします。

例えば、突然大きな声で鳴きだす、瞳孔の大きさが違う、昼間はぼーっとしているなどの症状が見られる場合、脳の疾患や内分泌系の疾患(甲状腺機能亢進症など)が疑われます。これらの症状は専門的な診断が必要です

柴犬の夜鳴きの防音対策

しばパパ

えいぼう、夜鳴きが続く場合は、防音対策も考えないとね。

えいぼう

防音?それって何をするの?

夜鳴きが続く場合には、以下の防音対策を講じることで、近所への迷惑を防ぐことができます。

防音カバー

  • ケージに専用の防音カバーをかけることで、鳴き声を軽減します。
  • 厚手の布地や防音素材で作られたカバーを使用すると効果的です。
  • カバーをかけることで、犬に安心感を与える効果も期待できます。

防音カーテン

  • 窓に防音効果のあるカーテンを設置することで、外部への音漏れを防ぎます。
  • 厚手で重量感のあるカーテンや、特殊な防音素材を使用したカーテンが効果的です。
  • カーテンを二重にすることで、さらに防音効果を高めることができます。

防音パネル

  • 壁に防音パネルやシートを貼ることで、鳴き声の響きを抑えます。
  • 吸音効果のある素材を使用したパネルを選ぶと良いでしょう。
  • 特に犬の寝室や鳴き声が響きやすい場所に重点的に設置すると効果的です。

防音マット

  • 床に防音マットを敷くことで、下階への音の伝わりを軽減できます
  • 特にマンションやアパートなど、下に住人がいる場合に有効です。

夜鳴きに関するよくあるQ&A

えいぼう

しばパパ、他の飼い主さんも夜鳴きについて色々気になることがあるんだよね?

しばパパ

そうだね。よくある質問に答えることで、飼い主さんの不安を解消できるといいな。

子犬の夜鳴きはいつまで続くの?

子犬の夜鳴きは通常、3日から2週間程度続くことがあります。無視をすることで、鳴き止むことが多いです。

夜鳴きの原因は何ですか?

夜鳴きの原因には、寂しさ、運動不足、健康問題、環境の変化、認知症などが考えられます。特にシニア犬では、痛みや不安が原因となることが多いです。

夜鳴きが続く場合、病院に行くべき?

健康問題が疑われる場合や、原因が特定できない場合、または他の気になる症状がある場合は、動物病院を受診することをおすすめします。

防音対策はどうすればいい?

防音対策としては、ケージに防音カバーをかける、窓に防音カーテンを設置する、壁に防音パネルを貼るなどが効果的です。

まとめ

しばパパ

えいぼう、今日は柴犬の夜鳴きについてたくさん学んだね。

えいぼう

うん!夜鳴きの原因や対処法がよくわかったよ。これからは、ボクが夜鳴きをしたら、しばパパがちゃんと対応してくれるんだね!

柴犬の夜鳴きは、様々な原因で起こります。子犬、成犬、シニア犬それぞれで、夜鳴きの理由や対処法が異なるため、愛犬の年齢や状況に合わせた適切な対応が求められます。

夜鳴きへの対処では、原因の特定が重要です。寂しさや運動不足が原因であれば、環境の整備や十分な運動によって改善が期待できます。一方、健康問題が疑われる場合は、早めに獣医師に相談することが大切です。

夜鳴きに悩む飼い主は多いですが、愛犬とのコミュニケーションを大切にし、適切な対処法を実践することで、問題は改善できます。柴犬との快適な夜のひとときを過ごすために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

しばパパのアバター しばパパ 柴犬専門メディア「柴犬といっしょ」運営責任者

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