柴犬は留守番できる？留守番できる時間の目安や留守番のコツを解説

柴犬を飼っている方は、仕事や用事で留守にせざるを得ない場面が多いと思います。愛犬を残して出かけるのは心配ですよね。ただご安心ください。柴犬は賢くて適応力の高い犬種です。

適切な環境と準備を整えてあげれば、留守番も上手にこなしてくれるはずです。

柴犬は留守番できるのか？時間の目安は？

柴犬は留守番が可能な犬種ですが、年齢や性格、環境に応じた適切な対策が必要です。子犬と成犬でどのくらい留守番できるのか時間の目安を見ていきましょう。

子犬の場合

子犬は体が未成熟で頻繁な食事と排泄が必要なため、長時間の留守番は避けるべきです。やむを得ず留守番をさせる必要がある場合は、1時間程度に留めるのがよいでしょう。

成犬の場合

一般的に、トレーニングを受けていれば6〜8時間、最大で12時間までの留守番が可能だと言われています。ただし、最初から長時間の留守番をさせるのではなく、徐々に慣らしていくことが重要です。

急に長時間の留守番をさせると、ストレスを感じてしまう可能性があるため、注意が必要です。

ただし、柴犬の性格や体調、環境によっても、留守番できる時間は異なります。個々の犬に合わせて、適切な留守番時間を設定することが大切です。飼い主は、愛犬の様子をよく観察し、無理のない範囲で留守番時間を調整しましょう。

柴犬を留守番させるときにケージに入れるメリットと注意点

メリット	注意点
安全性の確保 – いたずりや事故防止 – 子犬・高齢犬の行動制限	長時間の留守番は避ける – 帰宅後はケージから出す時間を設ける
安心できる空間の提供 – リラックスできる場所 – 壁に囲まれた空間で安心感	適切なサイズの選択 – 軽く動き回れるサイズ – トイレや飲み水の設置スペース確保
留守番の習慣化 – ケージに慣れることでストレス軽減	環境整備 – ベッドやおもちゃの設置 – 快適な空間づくり

ケージに入れるときのメリット

安全性の確保

ケージに入れることで、愛犬が家の中でのいたずらや事故を防ぐことができます。特に子犬や高齢犬の場合、行動を制限することで安全を確保できます。

ケージは安心できる場所

ケージは犬にとって安心できる空間であり、リラックスして過ごすことができる場所となります。犬の祖先は、狭い場所で休む習性があるため、壁に囲まれた空間は安心感を与えます。

留守番を習慣化できる

ケージに入れることで、留守番を習慣化しやすくなります。犬がケージにいることに慣れることで、留守番中のストレスを軽減することができま

ケージに入れるときの注意点

長時間の留守番は避ける

ケージに長時間入れっぱなしにするのは避けるべきです。帰宅後は必ずケージの扉を開けて、犬が自由に動ける時間を設けることが重要です。

ケージは適切なサイズの選ぶ

ケージは柴犬が軽く動き回れるサイズを選び、必要に応じてトイレや飲み水を設置することが大切です。

柴犬に適したケージの大きさや選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

ケージ内の環境をしっかり整える

ケージ内には犬が安心できるベッドやおもちゃを置くことで、快適な環境を整えてあげると良いでしょう。

柴犬の留守番中のトイレについて

トイレシートの設置場所

ケージ内の一角で寝床とは離れた場所が適しています。部屋の角や壁際など、人の行き来が少なく、プライバシーが確保された場所を選ぶことが大切です。また、ある程度の広さがあり、愛犬が自由にアクセスできる場所に設置しましょう。

留守番前に排泄を済ませておく重要性

膀胱への負担を軽減し、我慢によるストレスを防ぐことができます。また、トイレの失敗を減らし、成功体験を増やすことで、長時間の留守番に備えて快適に過ごせるようになります。

排泄のタイミングを把握し、規則正しい生活リズムを作ることも大切です。

トイレトレーニングの方法

成功時にはおやつなどのご褒美を与え、失敗時には叱らないことが基本です。トイレの場所を覚えた後も、褒めることを続けることが大切です。イタズラ防止トイレを使用することで、シートの破損を防ぐこともできます。

短時間の外出から始め、徐々に留守番の時間を延ばしていくことで、愛犬がトイレの場所を覚えやすくなります。また、トイレの声掛けを習慣化し、排泄のタイミングを把握することも重要です。

長時間の留守番でも柴犬が快適に過ごすコツ

十分な運動を済ませておくこと

留守番前に30分から1時間程度の散歩や遊びを行うことで、体力を消耗させ、留守番中にリラックスしやすくなります。ただし、柴犬の年齢や体力に応じて運動量を調整する必要があります。成犬の場合は、1日2回の散歩が理想的です。

排泄を済ませておく

前述した通り、留守番前に排泄を済ませておくことが重要です。留守番直前に排泄の機会を設けることで、留守中のトイレの失敗を減らすことができます。

毎回出かける前に排泄を促すことで、犬がトイレのタイミングを覚えやすくなります。子犬の場合は2〜3時間ごと、成犬の場合は8時間程度の間隔で排泄が必要です。

家族の匂いのする物を置く

家族の匂いのする物は、柴犬の安心感を高めるのに役立ちます。使用済みのTシャツやタオルなど、家族の匂いが染み付いた物をケージやベッドに置くことで、分離不安を軽減することができます。

ただし、衛生面を考慮して、定期的に新しい物と交換することが大切です。

柴犬を留守番させる際の注意点

室温・湿度調整

室温は25℃から28℃を目安に調整し、エアコンやヒーターを使用して快適な室温を保ちましょう。また、湿度は50%から70%が理想と言われています。直射日光が当たらない場所にケージを設置することも大切です。

十分な水分補給の準備

清潔な水を常に用意し、こぼれにくい給水器を使用しましょう。複数の給水器を設置することで、水がなくなるリスクを減らすことができます。帰宅後には水の量を確認し、適切な量を補給することが重要です。

分離不安症の可能性を考える

過度の吠え、破壊行動、食欲不振などの症状が見られる場合は、分離不安症の可能性があります。予防策として、短時間の外出から始め、徐々に留守番の時間を延ばしていくことが効果的です。症状が改善しない場合は、獣医師やドッグトレーナーに相談し、適切な対応を取ることが大切です。

飼い主が必ず帰ってくると理解してもらう

短時間の外出から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、愛犬に安心感を与えることができます。帰宅時は落ち着いた態度で接し、過度な興奮を避けるようにしましょう。定期的な帰宅時間を維持することで、犬に安心感を与えることができます。

出かける前の挨拶は控えめにする

分離不安を軽減することができます。過度な別れの挨拶は犬の不安を煽る可能性があるため、静かに出かけ、犬がリラックスした状態を保つことが大切です。

柴犬のお留守番にあると便利なグッズ

ペットカメラ

留守中の様子を確認できる便利なグッズです。双方向通信機能を活用して、飼い主が声をかけることで、愛犬を安心させることができます。ただし、プライバシーとセキュリティには十分配慮する必要があります。

一人で遊べるおもちゃ

留守番中の柴犬の退屈しのぎに役立ちます。知育玩具、噛むおもちゃ、音が出るおもちゃなど、様々な種類があります。安全性を確認し、犬の興味を引くものを選ぶことが大切です。

また、定期的に新しいおもちゃと交換することで、飽きを防ぐことができます。

自動給餌器

タイマー設定で適切な食事量を管理できる便利なグッズです。留守中の食事管理に役立ちます。ただし、故障時のバックアップ対策を考慮し、信頼性の高い製品を選ぶことが重要です。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、トラブルを防ぐことができます。

柴犬に留守番させるのが不安なときの対処法

家族や信頼できる友人に預ける

事前に預ける環境に慣れさせておくことが大切です。また、食事や薬の管理方法を伝え、緊急時の連絡方法を確認しておくことが重要です。

ペットホテルや動物病院に預ける

信頼できる施設を選ぶことが大切です。必要な予防接種や健康チェックを事前に行っておくことも忘れずに。愛犬の性格に合った施設を選ぶことで、ストレスを軽減することができます。

柴犬の留守番に関するよくあるQ&A

まとめ

柴犬の留守番を上手にさせるためには、愛犬の個性や状況に合わせた対策が重要です。適切な環境を整え、一貫した態度で接することが求められます。

留守番に関する理解を深め、愛犬の様子をよく観察することで、より快適な留守番が実現できるでしょう。柴犬と飼い主が共に幸せに暮らせるよう、留守番時間を有意義に過ごせる工夫を心がけましょう。