柴犬飼いのスマホ、写真の9割が犬

黒柴の寝顔をスマホで撮影している飼い主の手元

スマホの写真フォルダを開いてみてほしい。柴犬を飼っている人なら、たぶん同じ景色が広がっているはずだ。

どこまでスクロールしても、犬。犬。犬。たまに風景が映っていると思ったら、その端っこにも犬がいる。

うちの豆柴と暮らし始めてから、スマホのストレージが圧倒的に犬に支配されている。今日はその現実を、恥ずかしげもなくさらけ出してみようと思う。

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同じ角度、同じ顔、でも撮ってしまう

柴犬飼いの写真フォルダには、他人が見たら「これ全部同じ写真じゃない?」と言われるレベルで似た写真が並んでいる。

特に多いのが寝顔だ。

うちの豆柴がリビングでワンモナイトで丸くなっているだけなのに、気づいたらスマホを構えている。昨日も撮った。一昨日も撮った。角度も光も丸まり具合もほぼ同じ。それでも「今日のワンモナイトは昨日とちょっと違う気がする」と本気で思って、シャッターを切る。

見返すと50枚くらい同じ丸まり方の写真があるのだが、消せない。どれも「ベストショット」に見えるからだ。

しかも、シャッター音で起きてしまうと、二度と同じポーズは取ってくれない。だから無音カメラは必須だし、近づくときは匍匐前進になる。柴犬の寝顔を撮るとき、飼い主のほうがよっぽど怪しい動きをしている。

イベントの写真、主役は全部うちの犬

キャンプに行ったときの写真を見返すと、テントの写真が2枚、焚き火が1枚、あとは全部うちの豆柴だ。大自然をバックに走り回る姿、テントの前でちょこんと座っている姿、焚き火の横でウトウトしている姿。風景写真を撮ろうとしたはずなのに、気づけばレンズの先にはいつも犬がいる。

ドッグランも同じだ。他の犬と遊んでいるところ、柴ダッシュで走り回っているところ、疲れて日陰でペチャンコになっているところ。連写モードが標準装備になる。ドッグランでの柴犬の生態については「柴犬のドッグラン事情|うちの子、端っこで穴掘ってました」でも書いたが、端っこで穴を掘っている姿すら写真に収めたくなるのだから末期だ。

何かのイベントに行っても、イベントそのものより「イベント会場にいるうちの犬」を記録することが目的になっている。旅行先の名所より、名所の前に座るうちの豆柴のほうが大事なのだ。

LINEで唐突に犬の写真を送りつける

柴犬飼いには「犬の写真を誰かに見せたい衝動」が定期的に訪れる。

うちの場合、母親へのLINEがそれだ。何の前触れもなく、寝顔の写真をポンと送りつける。会話の流れなんて関係ない。「今日のうちの豆柴」とだけ添えて、送信。母親が何をしているかは考えない。でも「この可愛さを今すぐ共有しなければ」という使命感に勝てないのだ。

母親はだいたい「かわいい〜」と返してくれる。その一言で大満足する。そしてまた数日後、唐突に次の写真を送る。もう完全に定期便だ。受け取る側もわかっていると思う。

「あの写真どこだっけ」が発生する

写真が犬だらけになると、地味に困ることがある。「あの書類の写真どこだっけ」「先週のレシート撮ったはずなのに」と探すとき、犬の写真の海を延々とスクロールする羽目になる。

探しているもの 現実
先週撮った書類の写真 犬の寝顔100枚の中に埋もれている
旅行先のレストランの写真 レストランの床で伏せている犬の写真しかない
友人と撮った集合写真 犬を抱いている自分の写真しかない

重要な写真にはお気に入りマークをつけるようになった。犬の写真にもお気に入りをつけたくなるが、それをやると全部お気に入りになるので自制している。

ちなみに「せめて可愛く撮りたい」と思って撮影テクニックを調べたことがある。「うちの柴犬の写真が全部ブレてる問題を解決した話」にも書いたが、テクニックを覚えた結果、写真のクオリティが上がって余計に消せなくなった。本末転倒だ。

写真だけじゃない、動画も撮る

写真だけで済めばまだいい。柴犬飼いは動画もめちゃくちゃ撮る。

寝息を立てているだけの動画。散歩中にふと立ち止まって風の匂いを嗅いでいる動画。おやつを前にしてお座りしている5秒の動画。どれも「何が起きているか」と聞かれたら「特に何も」としか答えられない。でも撮らずにはいられない。

動画は写真よりストレージを食う。そして動画のほうが消しにくい。「この寝息、二度と録れないかもしれない」と思うと、削除ボタンに指が伸びない。

ストレージとの終わりなき戦い

柴犬飼いのスマホは常にストレージとの戦いだ。写真と動画のダブルパンチで、「ストレージがいっぱいです」の通知が定期的にやってくる。そのたびに何かを消さなければならない。アプリを消す。音楽を消す。でも犬の写真と動画は消せない。

結果、クラウドストレージに課金することになる。犬を飼い始めてから、月々の固定費に「犬の写真保管料」が加わった。冷静に考えるとおかしいのだが、犬の写真を消すという選択肢は存在しない。

そのうち「犬フォルダ」を作って整理しようとしたこともある。「寝顔」「散歩」「イベント」とフォルダ分けを始めたのだが、ほとんどの写真が「どこにも属さないただの日常」で、分類を諦めた。日常のすべてが撮影対象、それが柴犬飼いの生活だ。

まとめ

柴犬を飼うと、スマホの写真フォルダは犬に占領される。同じ寝顔を何十枚も撮り、イベントの写真は犬ばかりになり、LINEで唐突に母親に犬の写真を送りつけるようになる。写真だけでなく動画もどんどん増える。

でも、スマホを開くたびに愛犬の顔が並んでいるフォルダは、世界で一番幸せなフォトアルバムだと思っている。

柴犬飼いのみなさん、今すぐ自分のカメラロールを開いてみてほしい。たぶん、笑っちゃうくらい犬だらけだから。

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この記事を書いた人

3歳の柴犬オーナー歴。愛犬を溺愛中。柴犬との暮らしで感じるリアルな「あるある」と、飼い主目線で調べた役立つ情報を発信します。モットーは「柴犬のことは柴犬オーナーが一番わかる」。

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