うちの柴犬の写真フォルダ、見せられたもんじゃありません。スクロールしても、スクロールしても、ブレた茶色い物体が並んでいる。目を細めれば柴犬に見えなくもないけど、友人に「これ何?」と聞かれたときの悲しさったらない。実物はあんなに可愛いのに、なぜスマホだとこうなるのか。同じ悩みを抱えている柴犬オーナーさん、きっと多いですよね。
この記事は、ブレ写真量産マシンだった私が、スマホの設定と撮り方をちょっと変えただけで「奇跡の一枚」を連発できるようになった話です。
連写モードという救世主に出会った日
転機は偶然でした。スマホの設定をいじっていたら「連写モード」なるものを発見。試しにONにして愛柴を撮ってみたら、30枚中3枚がちゃんとピントの合った写真だった。たった3枚。でもこれまでの打率を考えたら革命です。
柴犬の表情が変わるスピードは驚異的で、柴スマイルが出ている時間はコンマ数秒。人間の反射神経では絶対に追いつけません。連写に任せて、あとから選ぶ。これが正解でした。
ついでに見直した設定をまとめておきます。
| 設定項目 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 連写モード | ON | 柴犬の一瞬の表情を逃さない |
| グリッド線 | ON | 構図がぐっと安定する |
| HDR | ON | 逆光でも顔がつぶれない |
| フラッシュ | OFF | 柴犬が驚いてカメラ嫌いになる |
| ズーム | 使わない | 画質が落ちるので自分が寄る |
この5つを設定するだけで、写真のクオリティが目に見えて変わりました。特にフラッシュOFFは大事。一度フラッシュを焚いてしまい、うちの柴犬がスマホを向けるだけで部屋の隅に逃げるようになった苦い経験があります。
拒否柴こそ最高のシャッターチャンスだった
散歩中、急に立ち止まって動かなくなる拒否柴。リードを引いても、おやつで釣っても、テコでも動かない。飼い主としてはちょっと困る場面ですが、カメラマン的にはこれがチャンスだと気づきました。
動かないんだから、ブレない。
スマホを地面すれすれまで下げて、柴犬と同じ目線で撮る「ローアングル」を試してみてください。見上げるような角度になることで顔が大きく映り、背景に空や緑が入って一気にプロっぽい写真になります。拒否柴のふてぶてしい表情と青空のコントラスト、これが意外なほど映えるんです。
柴尻の破壊力に気づいてしまった
ある日、散歩中に前を歩くうちの柴犬の後ろ姿をなんとなく撮ったんです。くるんと巻いた巻き尾と、まんまるの柴尻。この写真をSNSに上げたら、正面から撮ったどの写真よりも反応がよかった。
柴犬オーナーの間では「柴尻は正義」という暗黙の了解があるらしいです。コツは少し離れて撮ること。背景に桜並木や夕焼けが入ると、あのもちもちしたお尻がさらにドラマチックに仕上がります。顔が写っていないのに、なぜこんなに可愛いのか。柴犬の七不思議のひとつです。
へそ天を撮るなら「影」に気をつけろ
仰向けでお腹を天井に向けて寝るへそ天。柴犬が完全にリラックスしている証拠で、あのだらしなくも愛おしい姿は飼い主だけが見られる特権です。
最初、真上からスマホを構えて撮ったら、自分の影がモロに柴犬の顔にかかっていました。暗い。何度撮り直しても暗い。解決策はシンプルで、窓からの自然光が柴犬の横から当たる位置に自分が移動するだけ。光の向きを意識するだけで、へそ天のぽんぽこりんなお腹が美しく撮れるようになりました。
ちなみにへそ天中の柴犬は動かないので、連写じゃなくても大丈夫。じっくり構図を考えられる、初心者にも優しい撮影シーンです。
飛行機耳を撮りたいなら帰宅直後を狙え
耳がペタンと後ろに倒れる飛行機耳。嬉しさ全開のときに出る、柴犬オーナーにとって最高のご褒美表情です。でもこれ、いつ出るか予測がつかない。
いや、ひとつだけ確実なタイミングがあります。帰宅直後のお迎え柴です。
私のルーティンはこう。玄関の前でスマホのカメラを起動、連写モードを確認、ドアを開ける。すると飛行機耳+しっぽブンブンの柴犬が突進してくる。その0.5秒を連写で撮りまくる。10回に1回くらい、ポスターにしたいレベルの一枚が撮れます。
普段は柴の圧でじっとこちらを見つめてくるだけのツンデレ気質なのに、帰宅時だけはデレ全開。このギャップがたまらないし、写真としても最高に映えます。柴犬オーナーあるある25選でも紹介されている「お迎え柴のテンション差」、撮影で記録しておくと後から見返して幸せになれますよ。
おやつ釣り技法でカメラ目線をゲット
「うちの柴犬、絶対にカメラを見てくれない」という方にはこれ。おやつを片手に持って、スマホのレンズのすぐ横に構えるだけ。柴犬の視線が自然とカメラ方向に向くので、バッチリ目線の写真が撮れます。
ただし柴犬はマイペースで自分のルールを大切にする犬種。おやつに興味を示さない日もあります。うちの柴犬も、気分が乗らないときは「知らんがな」と言わんばかりにそっぽを向く。そんなときは無理せず、横顔を狙いましょう。横顔もまた良いんです。
ひとつだけ注意したいのは、撮影時間を5分以内に収めること。長時間カメラを向け続けると、柴犬もストレスを感じます。名前を大声で連呼するのも逆効果で、最初の1〜2回で反応しなければおやつに切り替えるのがコツです。無理なポーズを取らせるのもNG。柴犬の自然体こそが一番映えるということを、ブレ写真100枚を経て学びました。
まとめ|ブレ写真は「連写と5つのテクニック」で卒業できる
カメラロールがブレた茶色い物体で埋まっていた私のスマホも、今では立派な柴犬写真集になっています。やったことは3つだけ。
- スマホの設定を5つ見直した
- 拒否柴ローアングル・柴尻・へそ天・飛行機耳・おやつ釣りの5つの撮り方を覚えた
- 柴犬のペースに合わせて、無理に撮らなくなった
高いカメラも、写真の知識も要りません。柴犬が見せてくれる自然な表情を、ちょっとした工夫で切り取るだけ。これから柴犬との暮らしを始める方は「柴犬を飼う前に知っておきたいこと」もぜひ読んでみてください。スマホのカメラロールが柴犬だらけになる幸せな日々が待っていますよ。
