柴犬を飼う前に知りたかった5つのこと【飼い主のリアル体験】

うちに柴犬がやってきた日のことは、今でもはっきり覚えています。ブリーダーさんのところで目が合った瞬間、「この子だ」と確信しました。もふもふの毛並み、くりっとした瞳、ちょこんと巻いた巻き尾。もうその場で連れて帰りたくて仕方なかった。

先にざっくりまとめると、柴犬との暮らしで衝撃だったのは「最初ぜんぜんなつかない」「月の出費が1〜2万円」「換毛期の抜け毛が想像の10倍」「しつけが一筋縄ではいかない」「散歩中に突然動かなくなる」の5つ。どれも飼う前に知っておきたかったことばかりです。

でも、実際に暮らし始めてみたら、想像していた「犬との生活」とはまるで違ったんです。今日は、柴犬を飼って最初に衝撃を受けた5つのことを正直にお話しします。これから柴犬を迎えようとしている方、覚悟はいいですか?

目次

衝撃その1:この子、全然なつかない

柴犬を迎える前、私の頭の中にあったのは「犬は飼い主が大好き、いつもそばにいたがる」というイメージでした。

ところが、うちの柴犬ときたら。名前を呼んでも振り向かない。撫でようとすると、すっと距離をとる。ソファに座っていると、わざわざ部屋の反対側に行って寝る。

「え、嫌われてる……?」

最初の1ヶ月は正直へこみました。でも、これこそが柴距離というやつだったんです。柴犬は信頼関係がベースの犬種で、最初からベタベタ甘えてくるタイプではない。時間をかけて「この人は安心できる」と認めてもらう必要がある。

そして3ヶ月ほど経ったある日、仕事から帰って2階に上がったら、飛行機耳で全身をくねらせて喜んでくれたんです。あのお迎え柴の破壊力たるや。思わずその場でしゃがみこみました。

今では、テレビを見ていると何食わぬ顔でそっと隣に座ってくる。撫でると目を細めて柴スマイルを見せてくれる。このツンデレ柴っぷりにやられない飼い主はいないと思います。

衝撃その2:毎月の出費、想像の倍だった

「犬を飼うのにそんなにお金かかるの?」——飼う前の私に教えてあげたい。かかります。けっこうかかります。

最初はフード代くらいしか考えていなかったのですが、実際に暮らし始めたら次から次へと出費が。ある月の家計簿を見返してみたら、こうなっていました。

項目 かかった金額
フード(プレミアム系) 4,500円
おやつ 1,500円
トリミング・シャンプー 5,000円
ペット保険 3,200円
ノミ・マダニ予防 1,500円
消耗品(トイレシートなど) 1,800円
合計 17,500円

月によって前後しますが、だいたい月11,000〜21,000円くらい。年間にすると13万〜25万円ほどになります。柴犬の寿命は12〜15年。15年間で計算すると……電卓を叩いた瞬間、ちょっと手が止まりました。

でも、あの柴スマイルを見たらお金の話なんて吹き飛ぶんですよね。飼い主とはそういう生き物です。ただ、これから迎える方には「月1〜2万は覚悟しておいてください」と声を大にして言いたい。

衝撃その3:換毛期、部屋に雪が降る

柴犬がダブルコートだということは知っていました。「抜け毛が多いらしい」という情報も見ていました。でも、想像の10倍でした。

春と秋にやってくる換毛期。うちでは「換毛期の大雪」と呼んでいますが、本当に雪が降ったのかと思うくらい毛が舞います。ブラッシングをすると、わたあめみたいな毛の塊がごっそり取れる。それを毎日やっても終わらない。

黒いパンツなんて履けません。来客用のコロコロは玄関に常備。ロボット掃除機は1日2回フル稼働。それでもソファの隙間から毛が出てくる。

ある日、大事な会議にスーツで出かけたら、背中に柴毛がびっしりついていたことがありました。同僚に「犬飼ってるでしょ」と即バレです。

換毛期を乗り切るコツは、こまめなブラッシングと「もう毛と共存する」という悟りの境地です。具体的な対策は「柴犬の換毛期対策」にまとめているので、ぜひ読んでみてください。これから柴犬を飼う方、白い服が好きな方は要注意ですよ。

衝撃その4:しつけが通じない、というか聞いてない

「おすわり」を教えようとトレーニングを始めた初日。おやつを鼻先に持っていき、頭の上にゆっくり動かす。犬は自然と座る——と本には書いてあった。

うちの柴犬はおやつをじっと見つめたあと、ふいっと横を向いて窓の外を眺め始めました。

柴犬のしつけで大事だと学んだのは、生後3〜12週齢の社会化期を逃さないこと。この短い期間にいろんな人に会わせる、他の犬と挨拶させる、生活音に慣れさせるといった経験を積んでおくと、成犬になってからの落ち着きが全然違います。

そして何より、柴犬には褒めて伸ばすポジティブトレーニングが合っています。力で押さえつけると信頼関係が崩れるだけ。「やれ」ではなく「やったらいいことがある」と理解してもらう。柴犬は賢いので、納得すればちゃんとやってくれます。納得しなければ、全力で無視してきますが。

トイレのしつけも最初は苦労しました。詳しい手順は「柴犬のトイレトレーニング」にまとめていますので、これから子犬を迎える方はぜひ参考にしてください。

衝撃その5:散歩中に動かなくなる犬がいるなんて聞いてない

柴犬オーナーの洗礼、それが拒否柴です。

散歩中、ある角を曲がろうとした瞬間、ピタッと止まる。リードを引いても微動だにしない。4本の足が地面に根を張ったかのように固まり、こちらをじっと見つめてくる。「いや、こっちに行きたいんだけど」と言っても無駄。あの柴の圧、経験した人にしかわからないと思います。

マンション住まいでも柴犬は飼えますが、散歩は毎日必須です。1日2回、各30分以上が理想。雨の日も風の日も、柴犬が「行く」と決めたら行く。「行かない」と決めたら動かない。飼い主の都合は考慮されません。

でもある時、散歩中にいきなりコンビニに向かって歩き出したことがありました。リードを引いても「こっちに行く」と言わんばかりに譲らない。何があるのかと思ったら、ただのコンビニ。おやつの匂いでもしたのか、今でも真相は不明です。しかもその帰り道で座り込み。この「自分の意思が強すぎる」感じが、たまらなく愛おしいんです。

それでも柴犬を選んでよかった

ここまで読んで「柴犬、大変そうだな」と思った方もいるかもしれません。大変です。思い通りになりません。呼んでも来ないし、撫でさせてくれない日もあるし、散歩中に突然フリーズします。

でも、仕事で疲れて帰ったとき、2階に上がった瞬間に飛行機耳のお迎え柴をされたら、全部どうでもよくなる。へそ天で無防備に寝ている姿を見たら、なんだか自分まで安心する。

柴犬との暮らしは「犬に合わせてもらう」のではなく、こちらが「理解する」ことから始まります。その覚悟さえあれば、きっと最高のパートナーになってくれる。少なくとも、うちではそうでした。

何かしつけや体調のことで不安があれば、かかりつけの獣医師に早めに相談してくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

3歳の柴犬オーナー歴。愛犬を溺愛中。柴犬との暮らしで感じるリアルな「あるある」と、飼い主目線で調べた役立つ情報を発信します。モットーは「柴犬のことは柴犬オーナーが一番わかる」。

目次